皆既日食インタビュー

~最高の自然現象をキャンプイン・フェスティバルで体感して欲しい~
【第3回】T.Ishiharaさん (奄美皆既日食音楽祭プロデューサー)

-- 皆既日食フェスティバルはこの10年間で世界の多くのエリアで開かれるようになったこともあり、2009年も世界中から開催を期待されると思われますが、奄美で日食フェスをやろうと決めたきっかけは?

まず、僕達は14年間、パーティ専門のプロデュースの仕事をしてきました。これは業界的にも珍しいケースで、近年では、年2回の野外音楽フェスティバル「渚・音楽祭」の主催/運営などを通じて、国内野外フィールドでの大型イベントを行う技術やノウハウを常に構築しています。

09年に関しては、以前、社内のスタッフから過去の皆既日食フェスティバルの様子や、数年後に日本でも見られるよという話を聞いた折、しばらく気にしてみたんです。すると、普段会わない人から絶好の場所を紹介してもらえたり、地元の人達や行政との交流も始まって、不思議に事が進んでいった。いろんな偶然がどんどん重なって、気がついた時にはフェスティバルを開催することになっていた。もっとも今思えば、「偶然」も全て「必然」だったのかもしれませんけれど……!

-- 06年のトルコの日食フェスティバルSOULCLIPSEで、初めて皆既日食を体験されたということですが?

そう。当日は、メインステージ近くの草原の上で、一人で寝転んで皆既日食を見ました。徐々に欠けていく日食を見ながら、仕事の事、人生の事……あれこれ考えましたね。皆既日食は人間が作ったことではないし、<太陽>と<月>と<自分>が一直線上のラインに存在しているという行為自体、「ああ、自然の中で生かされているんだ!」と深く感じました。

前々日に雹(ひょう)が降ったときには、死ぬかと思いましたよ(笑)。パチンコ玉位の雹(ひょう)が30分間ずっと降り続いたのです! もう、会場はグチャグチャだし、メインステージも崩壊。その晩は、いつのまにか知らない外国人同士が集まって、ひとつの焚き火を囲んでました。妙な一体感がありましたね。

もちろん、広い会場をめぐりながら、奄美音楽祭のプランも考えていましたが、地続きであるトルコのケースと違って、奄美は島。輸送やインフラの面などが大きく異なってくるはずです。また、これまでの大型日食フェスティバルとも、地の利や気候など異なる要素が多いので、今からプレイベントを開き、少しずつ問題を解決しているところです。

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プレイベント
2006年にスタートしたプレイベント。今年は7月21-22日の2日間開催。
→奄美皆既日食音楽祭カウントダウン2007公式サイト
soulclipse 2006年3月、トルコ・アンタルヤ郊外で開かれた音楽フェスティバルSOULCLIPSEには、約3万人の観客が集まった。

list トルコの日食フェスSOULCLIPSE会場の様子をムービーで...