皆既日食インタビュー

~最高の自然現象をキャンプイン・フェスティバルで体感して欲しい~
【第3回】T.Ishiharaさん (奄美皆既日食音楽祭プロデューサー)

-- 06年から毎年7月22日(09年に皆既日食がおこる日)にプレイベント「奄美皆既日食音楽祭 count down party for 2009」を開かれていますが、周囲の反応は?

3年前から日食のイベントを企画したのは、僕達が最初でしたね。奄美に企画を持って行った時も、「今世紀最大の皆既日食がある」という話は知られていても、これから何がおこるのかを認識している人は、まだ一握りだった。

同じ場所でこの規模の日食が見られるのは、もしかすると1000年以上無いかもしれないから、当日は、国内外から多くの観光客が集中して、僕達のフェス以外にも沢山のイベントが開かれ、島中が大変な騒ぎになるはず。そうした時に、島に入る為の交通は大丈夫か? 島内の移動手段はどうするか? 交通規制は? 宿泊先は? 水・トイレ・食事などのライフラインはどうするのか? 台風が来たら?……など沢山の問題が予測しうる。僕達は、長年イベントのプロデュースをしてきた経験を踏まえて、時にはアドバイスもしながら、行政と一緒に解決していく方向で動いています。

奄美大島の魅力は、なんといっても素朴な自然が残っていること。会場のHanaHanaビーチからは、人工的なものがひとつも見えません。06年のプレイベントは、ちょうど新月と重なっていたので、光害を全く受けない場所から見る星空は、筆舌に尽くしがたいくらい綺麗でしたね!

-- 本番となる、2009年の奄美皆既日食音楽祭のプランは?

3つのステージを中心に、1週間の滞在型フェスティバルを考えています。奄美は、もともと伝統音楽が根付いている島。テクノやハウスなどのダンスミュージックのほか、島唄や六調、八月踊りなど、奄美の音楽文化を存分に楽しめる総合音楽祭にしていきたいですね。

「1週間」としたのは意味があって、一つは、お客さんには、せっかく奄美に来たのだから、フェスティバル会場をベースキャンプにして、島内の他のエリアや周辺の島々にも足を運びつつ、奄美をじっくり味わってもらいたいこと。もう一つは、飛行機や船などの移動の緩和にも繋がるということ。島中で沢山の催し物があれば、日食の前後1~2日は島内の移動が滞る可能性が高い。残念ながら僕達には、どうがんばっても“3分”という皆既日食時間は延ばせない。だから、日食の前後はゆっくりフェスティバルを満喫してもらい、行き帰りもスムーズに移動してもらうのが、皆にとってハッピーな形でしょう。

基本的には、音楽がメインのお祭りだけれど、会場自体が広くていいコンディションなので、「日食を長く楽しみたい」「奄美を楽しみたい」という人には最適だと思いますよ。 また、地元の人達や、子供達の思い出にも残るような企画を、行政と一緒に考えていきたい。皆既日食後も「新しい奄美の祭り」として定着させるのが夢ですね!

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ビーチ
広い水平線をのぞむ奄美大島の東岸は日食観測に絶好なポイントが多い。
ハナハナビーチ
国内外から多くのファンが集い、皆既日食への思いを語り合った。
ハナハナビーチ
皆既日食当日ももちろん新月!満天の星空をのぞめるチャンスだ。