皆既日食インタビュー

【第5回目:皆既日食に仕える音姫】
Hideyo Blackmoonさん(DJ/ヴォーカリスト/プロデューサー)

-- 2002年、「今度の日食はオーストラリアか、サウスアフリカか」と日食ハンター達が方向を見定めていた頃、Hideyoさんにとっては特別なことが起こっていたようですが?

翌年(02年)の日食は、前日が母の三回忌だったので、今回は行けないなと諦めてました。でも、日食の十日前くらいに「どうしても行きたい!」と激しい衝動が起こって……。その後すぐ、「三回忌の日程が変更になった」と父から連絡が入ったんです。予定が早まったおかげで、ギリギリいけるじゃないか、ということになり、翌日オーストラリアへ向けてフライト→フェスティバルが始まる夜に到着→夕陽の皆既日食を見た翌日、すぐに帰国しました。その週末には日本でDJする予定になっていたので、かなりの強行スケジュールに、友達からは「クレイジーだ!」と言われましたけど(笑)。

この時から、ああいう衝動は多分また起こるだろうな、と意識するようになりました。どうしても抑えきれないくらいの衝動ならば、これは毎回追いかけるべきだ!と皆既日食を追うことを心に決めました。

-- 2006年3月のトルコの日食フェスティバル「SOULCLIPSE」はいかがでしたか?

トルコの日食フェスはもう「行くぞ!」と決めてたので、あらかじめオーガナイザーと話してDJをブッキングをしてもらい、皆既日食の当日は、ダンスフロアを離れて瞑想しながら一人で見ました。この時は“清らかでクリーンな皆既日食”という印象で、3度目にしてようやく星を見る余裕も出てきました。へえ、こうだったんだぁと……。ちなみに2001年のザンビアでの日食は、ギラギラとした黒い玉が空に浮かんでいるような印象でした。皆既時間が5分位あったのに、「星が綺麗だったね」といわれても「えっ、星? わかんない」みたいなレベルで、その時はまだ、私と日食しか見えてない状態だったみたいです。

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'01年1月、今でも忘れられない数々の美しい景色に出会えたザンビアの日食フェスティバル「SOLIPSE」[※2]。zoom
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怪しく空に浮かぶギラギラと光る迫力のダイヤモンドリング。ザンビアにて[※2]。zoom