-- 2008年・2009年と大きな皆既日食が続きます。まずは08年、今年の夏はどちらで日食をご覧になりますか?
アルタイ共和国の日食フェス(カーン・アルタイ・プラネット・アートフェスティバル http://www.khanaltay.org)でプレイすることが決まっています。早速オーガナイザーにコンタクトしたところ、すぐに「welcome!」の返事が来て、「君のプレイはトルコで聞いているよ」と。最初は一人でモンゴルへ行くとか、友達同士で遊びに行くのもいいかと思いましたが、でも、そこまで行くならやっぱり私は音楽をプレイしたい。どんな旅が待ち受けているのかもまだ分からないけれど、アルタイはシャーマンなどがいる神聖な場所らしいですし……。そして、私は心のどこかでエクリプスのトランスパーティを信じたいし、自分自身、武者修行としてのDJをしに行くって決めたので!
-- “武者修行”となると準備なども必要になってきそうですね。それに向けてご自身が向き合っている具体的なことはありますか?
日食は毎回、神様のチェックポイントだと思うんです。「ラスト1年、私は大丈夫だったでしょうか」といったような。例えば私の場合、トルコの時は、日食前の1年間はお酒なども飲まずに、毎日どんなに短時間でもいいから出来るだけヨガを欠かさないようにして、クリーンな生活を心がけました。
最近、私は、みんなの心身の健康のために、ナチュラルでもハイになれることをパーティを通じて提示していく新プロジェクトをスタートさせました。というのも、私が最初に抱いていたDJのイメージとは、聴いている人を音の旅に連れて行ってくれる僧侶のような存在でした。かつて、自分自身も、一晩中同じDJの選曲で踊り続ける中、メディテーションの域まで連れて行ってもらったことがあって、その時にとてもシャーマニックなものを感じました。そういう経験から人々に、メディテーションに入れるような本当のダンス・空間・音楽を届け伝えていきたいんです。プロジェクトとして「始まった」という意識が自分の中にあるので、今後次々と自分の目の前に課題が出されてくるのではないかと感じてます。そして、それを一つ一つクリアしていけば、ロシアに辿り着けるのではないだろうか?と思っています。
チェックポイントに立ち、崇高な自然の姿を目の当たりにした時、そこにマッチできる人間でありたい、これからも自分を高めようという気持ちが自然と湧いてくるそうだ。そしてそれが彼女にとって、日食という神様に向けられる信仰心であるという。
-- では、2009年のご予定は?
いろいろな選択肢があってまだわからない、というのが正直な気持ちです。でも、やはり日本で見たいという気がする。もちろん日本のパーティでは、DJとしてでなく、他の面でも手伝いたいとも思うし。最長に見れるところで、世界平和を祈ります。
-- 日食ファン/日食ハンターの人々に向けて、メッセージをお願いします。
2009年、奄美大島でのフェスティバルなどに向けて、初めて日食を見に行く方々もたくさんいらっしゃると思うんですけど、ただのアトラクションやお祭り騒ぎではないと思うので、私は日食を見るということについて真剣に考えて欲しい。自分自身の体力やキャンプの知識、自然との付き合い方のスキルを磨いて、備えていただきたいですね。その辺のクラブや野外イベントに行く感覚では行けないと思うし、辿り着けたとしても楽しめないでしょう。周囲に迷惑をかけたりすることのないように、個人個人がキャンプやパーティ修行をしてから、当日に望んでほしいです。それくらいしてくれないと、雨降っちゃうかもしれないし(笑)。そして、日食を見るまでの過程を楽しみながら修行して、自分自身を磨いてスキルアップしてください。
Interview: ECLIPSE GUIDE NET
Writing: yumimaro
@ Nagisa Music Festival 2008 spring
| 1 | 2 | 3 | 4 › インタビューTOPへ
photo by Hideyo Blackmoon, Alex CC Lee[※2], moyo(本人近影)
★現在、
Hideyo Blackmoonのアルバム制作進行中!(オーストラリアでの皆既日食体験後に作ったエクリプスの曲も収録)。2008年秋から来年にかけて発売予定。
INFASパブリケーションズ刊